2014/07/03

ミャンマーのピュー古代都市が世界遺産リストに記載

先月、ドーハで行われたユネスコ会議で、日本の富岡製糸場が世界遺産リストに記載されたが、ミャンマーも世界遺産リストへの記載を果たしている(UNESCOHPへ)。今回の世界遺産リスト記載はミャンマーにとって初めてのものだ。ちなみに観光で有名なバガン遺跡は世界遺産リストには掲載されていない。

ピュー時代はそのバガン時代より前の時代で紀元1千年紀にピュー族によって栄えた時代とされている。場所はエーヤーワディー河流域の都市であるハリン、ベイタノー、タイェーキッタヤーに遺跡が残されており、今回のリストにこの3都市が記載された。ちなみにタイェーキッタヤーは現地名称に近い呼び方だが、世界遺産リストにはSri Ksetraとパーリ語と思われる呼び名で記載されている。

ピュー族やピュー時代についてはまだ知られていないことも多いが、独自のピュー文字をもち、現在のビルマ族やモン族とは異なる民族とされている。

今回、世界遺産リストに掲載されたことで、観光として訪れる機会も増えることだろう。